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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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基本が大事Ⅱ

 高校野球は大阪桐蔭の優勝で幕を降ろしましたが、今年の大会では野球の基本に関していくつか疑問が残りました。勘違いでサヨナラを許したり、1%の成功を信じて全力を尽くすプレーを忘れたり、基本を忘れる瞬間がいくつか有りました。さよならスクイズが決まったのに、打球を処理して一塁に投げようとした選手もいましたね。
 もちろん、プロでも間違うのだから高校生だって・・・という慰めも必要ですが、最後まであきらめない、という点ではプロもアマも無いと思います。昨夜の阪神vs巨人でも是非高校生も真似して欲しい好プレーがありました。それは、阪神の福留右翼手です。
 9回裏3-2と阪神が一点リードしているものの、無死三塁というピンチの場面。三走は代走の鈴木、打者は5番村田選手でした。村田の打球はいい当たりのライナーで福留右翼手の左へ。この打球を福留選手は勢いをつけジャンプして捕球すると自慢の肩で三走を刺そうと必死でバックホーム。しかし、鈴木の足がわずかに上回り、同点のホームイン。
 飛球ではなく、鋭いライナーをジャンプして捕ってすかさず送球する。まさにプロの外野手のプレーでした。ちなみに、もしも3-3の同点だったら福留選手の守備位置はずーっと前になるため、村田の打球はライトオーバーのさよなら二塁打だったでしょうね。
 試合は二死二塁からロペス選手の中前タイムリーで巨人がサヨナラ勝ちでした。このプレーでも阪神の中堅手大和選手が必死のバックホームを見せましたが、二走大田の足が勝りました。というより、二死だったのでセーフでしたね、一死か無死でしたら最初の一歩で0.5秒くらい遅れますから。ジャイアンツキラーのメッセンジャー、クローザーのオ・スンファンをつぎ込んで星を落とした阪神のダメージは大きいでしょう。
 最後はオ投手の一人相撲といった感は否めませんが、両軍全力を尽くした好試合でした。3点は失ったものの、7回を投げ切った杉内投手の気迫がツーランを放った阿部選手たちに伝わったと言えます。
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基本が大事

 残暑が厳しい青森に、いろいろな友人がやってきた。八戸や東京から、外国から。今日はタイムリーなことに、八戸の友人が遊びに来て高校野球の光星vs星稜を一緒に応援。
 試合は意外にも一点を争う緊迫した展開に。見ている二人の手も汗でビッショリ。それでも7回表、ここまで湿っていた4番打者が同点本塁打を放ち1-1のまま延長戦に突入。その10回表、光星の打線が爆発し、一挙4点を挙げる。しかし相手は石川大会で8点差を一気に挽回して逆転勝利した星稜だ。
 光星の弱点の一つは投手力と言える。主戦の中川君はコレといって特徴のない投手で、球速も130キロ後半、スライダーとチェンジアップなどの変化球が持ち味だ。しかし、星稜の最後の攻撃も中川君は落ちつた投球で低めの変化球を打たせて三者凡退に退けた。友人も「やったー!正直、勝つとは思っていなかった」だって。それじゃあダメじゃん。
 この試合でも高校野球の基本動作の一つ、「低めでゴロを打たせる」が生きた。そして次の試合で??なプレーが。
 4点を追う東京・二松学舎付属が4回に追いつき、なおも一死二三塁の逆転機、打者は4番という場面で東京ベンチは2ストライクからスクイズを指示。沖縄・沖縄尚学の山城投手の投球は外角を大きく外れる。打者が空振りで2アウト、三本間に三走が挟まれて3アウト、かと思われたが、2-5-と送球されたところまでは良いとして、三塁手が基本を少し忘れてしまう。本塁に走者を追い込むのは基本ではないのだ。実際、三塁に追っていけば三走を生かしてしまったとしても、三塁に到達して成り行きを見守っていた二走は追い出されることとなり、そっちを挟めば良いことになる。しかし、本塁に追い込んだために三走は本塁に向かって走る。これを刺そうと本塁をカバーしていた一塁手に送球してタッチを試みるも、走者が体をひねってタッチをかいくぐり生還。5-4と勝ち越しされてしまった。
 この場面、実は東京ベンチも策に溺れた、と言えよう。4-4の同点に追いつきなおも一死二三塁で打席には4番打者。試合終盤ならスクイズも有りうるが、まだ4回だ。流れは東京側にあるので押せ押せで行くのがセオリーだと思うのは村長だけ?

 PS:今試合が終わりました。5-5で迎えた9回裏一死二塁から4番打者の安打により5-6で沖縄がサヨナラ勝利。友人が一言、「あの4番は敬遠だろう。普通は一二塁にして併殺を狙うがなあ」。そう、これもセオリーではない作戦と言えますね。ただ、5番打者が凄い打者とかだったら話は別ですが。
 昨夜の巨人vsヤクルトでもありましたね。延長11回表、二死二塁打者は4番阿部という場面で解説の宮本氏も「阿部には際どいコースで勝負。歩かせてもいい。5番村田には右の山本をぶつける」と言っていたのに、ヤクルトの左腕久古投手は外角高めのまっすぐで勝負に。見事にレフトスタンドに運ばれてしまいましたね。

プロでも勘違いはある!

 昼は高校野球、夜はプロ野球のテレビ観戦に忙しい毎日です(笑)。昨日の高校野球で(敢えて校名や選手名は伏せますが)、延長12回裏一死一三塁で一打サヨナラという場面。守備側の二塁手が勘違いを冒してしまった。
 一点でサヨナラだから、前進守備で先ずはバックホームを第一位の選択肢に置かなければならなかったのだが、二塁ゴロに何故か一塁に投げてしまったのだ。間に合わなくてもバックホームということを一瞬忘れてしまったのだろう。サヨナラの走者がホームを踏んだ時から整列する間も号泣している姿は、見ていてもらい泣きしそうだった。
 慰めとなるかは定かではありませんが、そんな彼に一言、「プロだって勘違いはある!」
 先日の巨人vsDeNAで珍プレーが起きた。無死一二塁で打者ロペスが捕手の後ろにフライを打ち上げた。黒羽根捕手はバックネットを向いて捕球しようとする。ここで主審は「インフィールドフライ・イフ・フェア」を宣言する。打球がファウルなら打者は打ち直しフェアなら打者はアウトとなる。
 ところが、強風に押し戻された打球はインフィールドに帰ってきて黒羽根捕手はおろか誰も捕れそうにない。これを見た打者ロペスが慌てて一塁に向かって走り出したから、さあ大変。実は大変でも何でもないのだが、これに二走長野が反応して三塁に走り出した。フェアグラウンドで打球を処理した黒羽根は長野を刺すべく三塁に送球。ところが三塁手は何故かタッチしない。フォースプレイと勘違いしているではないか。
 三塁審判は(タッチプレーではないのでセーフのジェスチャーは不要)、何故か両手を広げてセーフ(笑)。
 この一連のプレーに関係した選手たちに本心を聞いてみないと判断は難しいのだが、ロペス選手が相手を惑わそうとして走り出したのなら好プレー。ロペス選手の動きに関係なく長野選手が三塁に走ったのは暴走。三塁手のバルディリス選手は完全に勘違いだったと思う(ロペス選手に釣られた)。
 結局、正しい動きをしたのは黒羽根捕手と一走の村田選手(笑)。

ヴィデオ判定は本塁打のみに!

 日本のプロ野球では、ヴィデオ判定は本塁打かどうかの場合に限って導入する(NPB)という認識でしたが、昨夜の中日vs巨人では外野のフライのアウトセーフの判定をヴィデオで確認していました。
 一方的に攻められていた中日が1点を返し、なおも無死二塁という場面でレフト高橋がフェンス際でジャンプ一番、強烈なライナーを好捕した。このプレーが一度フェンスに打球があたっていたのでは?と谷繁監督が抗議し、ヴィデオ判定となった。
 結果、判定通りアウトで一死二塁から試合は再開されたのだが、もしもセーフだったらどういう場面から再開させるかで揉めること必死だろう。
 例えば、二塁走者はハーフウェイにいたから三塁に行っていただろう。その場合レフトからは三塁に送球されるだろうから打者走者は二塁まで達していただろう。これには当然ながら巨人側から、二走は三塁へは進めなかったから一二塁で再開が妥当だと文句がでるだろう。中日側からも、いやいや二走は瞬足エルナンデスなのでレフトが二塁へ投げてとすれば本塁まで帰れた。1点取ってなおも無死二塁で再開しろ。なーんてことに・・・
 それよりも問題なのは、審判の権威の失墜に繋がりかねないという指摘以上に、ファンとしては好試合に水を差されることの方が問題だろう。←盛り上がったところでイキナリ中継を止めるテレビ局も問題。
 

下駄を履くまでわからない

 杉内投手の力投には報いれなかった巨人打線ですが、今一番頼りになる男、亀井選手のさよなら本塁打で強豪DeNAになんとか勝利しました。原監督、「もう一人亀井が欲しい」。それじゃあ楽天野村監督が言った、「(ドラフトで)なんで坂本を取らなかった」と田中投手を獲得したことなど忘れた発言とどっこいどっこいでは?
 ところで、日曜に行われた高校野球石川県大会決勝で信じられない試合があったようですね。8回まで2安打無得点に抑えられていた石川星稜が、なんと8点差をひっくり返して代表になりました。動画はコレです。まさに、勝負は下駄を履くまでわからない、です。
 試合が決まった瞬間、呆然と立ち尽くす小松大谷ナインと対照に泣きじゃくる星稜ナイン。特に殊勲打を打った選手は顔をくしゃくしゃにして泣いてますネ。ホームベースに整列する頃には小松大谷の選手が号泣、星稜側は笑顔ですが。

 青森大会も村長の亡母の母校でもある青森高校が大旋風を巻き起こし、決勝でも第一シードの光星学院に6-8と食い下がった戦いは見事でした。54年ぶりの甲子園は成りませんでしたが、地元出身者で固めた公立高校が第五シードの田子、第二シードの八工大一、第三シードの青森山田を撃破した勢いにはビックリしました。

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