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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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84番、木村拓也コーチを忘れない

 昨夜の甲子園球場。巨人軍の一、二軍の選手、コーチ、原監督が二塁ベース上に集まり黙祷を捧げた。試合開始直前にも両軍、観客と共に37歳、巨人軍木村内野守備走塁コーチの早すぎる死に一分間の黙祷を捧げて伝統の巨人-阪神戦は始まった。
 原監督「今日は特別の日」との思いは、今季初先発となる二塁脇谷に表れていた。試合が動いたのは3回表、その脇谷選手の二塁打からであった。坂本が先制タイムリー、小笠原二点本塁打で続く。先発を任された西村健太朗投手の投げる球にも気合がこもっていた。プロ入り最高の出来とも思える投球内容と、センター松本の再三に渡る美技なども有り、阪神に点を与えない。
 7回無失点で降板した西村投手から後は、金刃投手、豊田投手で8回を凌ぐと、クルーン投手の代役越智投手が9回裏の反撃をなんとか抑えて3-0で勝利した。
 投手以外はどこでも守った。足を生かすためにスィッチヒッターとなった。「それしか俺の生きる道は無い」と言い、巨人に移籍が決まった時も、「このスター軍団の中で、俺はどこを守るんだ」と語った木村選手。確かにレギュラーではなかったが投手以外すべてのポジションでスーパーサブだった、木村拓也選手を忘れることはないだろう。
  夜のニュースで試合後の勝利監督インタビューを見て、原監督の目から溢れる涙に、思わず貰い泣きをした村長でありました。残念だったのは、9回裏一死をとった場面でテレビ中継が打ち切られたことであった。最高に盛り上がっていただけに、本当にKYな局だ!
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