相手陣深く攻め込んだものの、残り1分という場面で痛恨のノックオンを冒してしまった日本。19-12とリードはしているとはいえ、ラストワンプレーで攻撃権はアイルランドにあった。ここは、スクラムから素早くボールを出して、乾坤一擲大勝負にでるだろう。と、誰もが思っていた。
スクラムに入ったとき、ラストワンプレーの合図のホーンがスタジアムに鳴り響く。素早くボールを出して、バックスへ。さあ、どんなビッグプレーを見せてくれるのか?
と、と、と、ところがドッコイ。バックスの選手(だと思います)が、ボールをタッチに蹴りだしてしまった。この瞬間、ゲームセット確定。王者アイルランドに勝ってしまったのだ。あの瞬間の解説者の「なぜ蹴ったー」が表しているように、相手ゴール前なら彼らが前半で多用していた、キックパス→トライ、という作戦は有り得る。
また、(無理筋とは思いますが)ハイパントからの独走トライ?なら考えられる範囲内ではありますが、タッチへ蹴りだす、ありえへん。ボーンヘッドにしては、大きすぎるミスだ。
戦前の予想では、10%~15%の勝利確率、とか言ってました。ということは、過去9連敗の日本vsアイルランドであるから今回がその1/10の一戦だったのでしょう。ボーナスは貰えませんでしたが、まさに歴史的一勝で、8強にまた一歩近づきました。でも、4年前の苦い教訓があります。3勝しながらボーナスポイントの差で予選リーグ敗退に終わってしまった。今大会は地元の利を生かして、初の予選突破といきたいところだ。
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