日本プロ野球史上、親子での先発マウンドは初。巨人笠原将生投手は、元ロッテで投手だった父栄一さんが叶えられなかった一勝を手にした。「阿部さんの、思い切って腕を振れ、という言葉を信じて投げた」、ピンチでは「小笠原さんの、阿部捕手のミットめがけて投げろ」、というアドバイスが利きました」と、6回無失点でつかんだ一勝の喜びをお立ち台で表現した。インタビュアーの「お父さんの分まで頑張りましたね」という、あきらかなお涙期待の質問にも平然と(期待を裏切って)答えていました。
前日勝利した小山投手、昨夜の笠原投手、すでにローテ入りしている宮国投手など若い力が躍動してます。しかし、昨夜のインタビューでも言及されてましたが、ピンチで何気なく助言してくれるベテランの一言から勇気を得ることは重要である。
そのベテラン、チームメイトから「アニキ」と慕われた阪神金本選手が今季限りでの引退を表明した。努力の人、鉄人、と呼ばれてきたチームの精神的支柱も最近の右肩痛など体力の限界を感じたようだ。巨人軍終身名誉監督長嶋茂雄氏もコメントを発し、「私の本塁打記録444本を彼(金本)が超えたとき、バットにサインを頼まれたのを思い出す」。そして、ウルウルしながら会見で口にした一言には観ていた村長もウルウルしそうでした。
「もっと練習しておけば良かった」
記憶にも記録にも残るであろう金本選手、21年間ご苦労様でした。
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