雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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2024/04/19 06:30

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　つまらない年末特番が多いなか、マチュピチュ遺跡を女優の相武紗季さんが紹介していました。亡母の影響でイラ・コリーに始まり、ロス・インカス、クリスチーナとウーゴ、グラシエラ・スサーナと４回コンサートに付き合わされ、自然とペルーやボリビア音楽に接して育った村長はインカ帝国には興味がありました。なお、母はそのほか数回（トリオ・ロス・パンチョスなど）一人で出かけている。
　インカ帝国のなかでもマチュピチュ遺跡は謎の多いロマンに溢れるユネスコ世界遺産です。なぜ標高２，４００ｍの高地に都市を作ったのか？住民はどこへ消えたのか？どうやって石を切り、積み上げたのか？
　１００年以上にわたる調査の結果、マチュピチュは要塞ではなく皇帝の別荘として、太陽観測に最も適した場所で硬い石が豊富にある場所に作られたらしい。そしてその形は羽を広げたコンドルの姿だという。作りかけの神殿や石室を放置したまま住民たちはどこへ消えたのか？スペインの侵略に抵抗するため戦地へ出たまま帰らぬ人となったのか？では女子供は？
　最近の研究では、戦争に行った男たちが帰らず、残された住民t地がスペインの侵略に抗するため遺跡に火を放って逃げた説が有力だという。敗退する中国軍がよく用いた清野作戦だ。
　クリスチーナとウーゴのレコードを聴きながら、失われた都マチュピチュに鳴り響いたであろうケーナの澄んだ音色と３オクターブをはるかに超えるクリスチーナの歌に酔いしれた村長でした。