草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です
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すったもんだはあったものの、日本プロ野球の公式戦はセパ同時に開幕した。ヤクルトvs巨人の「東京ダービー」も山口県宇部での開幕。楽天vsロッテは甲子園球場での開幕となった。
巨人戦では雑草トリオ?東野投手、鶴岡捕手、脇谷二塁手が初めての開幕スタメンを獲得。その期待に十分応えた。
大震災の被災地の一つ八戸市、光星学院高校出身の坂本遊撃手も開幕初ヒット、二本のタイムリー・ツーベースを放ち、守備でも溌剌としたプレーを見せておりました。
そして、村長が勝手に選ぶ「昨日の一番」は、3ランを放った楽天の嶋捕手でも3安打5打点の巨人の長野外野手でもなく、横浜BSの内藤雄太選手。誰それ?という人が殆どでしょうが、八戸大学出身のプロ6年目の外野手で、一軍での成績は3年間で123打数27安打、0.220というもの。
4-4で迎えた9回裏、横浜は一死一三塁の絶好のサヨナラ機を掴む。中日の投手は浅尾。ここで登場したのが内藤選手。左打席からしぶとく中前にゴロの安打を放った。お立ち台ではプロ初のサヨナラ打、下積みの5年間、八戸大と震災への思いからか男泣き。尾花監督の、「一生懸命練習する姿を見ていて、こういう場面で使おうと思っていた。努力はウソをつかない」とのコメントも秀逸だった。PR

先日日本の高校野球で起きた「塁の占有権」に関する勘違い、がMLBでもあった。イチローのマリナーズvs松井のアスレチックス第二戦は、一点を争う展開。一点を追うA’sは無死一二塁の好機。ここで次打者の打球は低いライナーとなって二塁手の前に。地上スレスレで捕球かと思われたが二塁塁審は「セーフ」のジェスチャー。
A'sの二走者は二塁ライナーと判断し、あわてて帰塁。二走などはヘッドスライディングしてベースにしがみついている。一方マリナーズの二塁手は起き上がると二塁に入った遊撃手(SS)に送球。SSはベースを踏んで一塁に送球する。ところが、打者走者が俊足だったために、一塁はセーフの判定。ここで、一塁手が二番目の勘違い(一番目はSS)。なんとアウトになった(SSがベースを踏んだ時点で一塁走者はフォースアウト)一塁走者にタッチしようと追いかけて、一二塁間でタッチする。この一塁手のプレーは珍プレーで済むが、SSの勘違いは併殺が取れていただけに凡プレーである。4-6-3の併殺が完成していれば、笑って済ませたかもしれないが。
先ず二塁手はSSに送球するのは仕方ない。SSが4-6-3の併殺を狙ったのもベターだったかもしれない。しかし、二塁ゴロと判定されたた時点で、二塁走者には「二塁の占有権」は消え、三塁を目指さなければならない。
この場面でのSSがとるべきベストプレーは、先に二塁ベースにしがみついている二走にタッチしてから二塁ベースを踏む。これにて二塁走者と一塁走者がアウトとなり併殺は完成、さらに三重殺を狙って一塁に送球していたら格好よかった。

昨日のセンバツ、履正社vs九州学院で、勘違いプレーがあった。5-1とリードしている履正社だが一死満塁という大ピンチ。ここで九州学院の打者の当たりは、低いライナーでレフト右へ。この打球を左翼手は地面スレスレでスライディングキャッチ。2アウトだ。
打球を好捕した左翼手は、二塁走者が大きく離れているのを見るや、ボールを持ったまま二塁ベースに走る。投げて暴投になるリスクを避け、絶対確実な方法を選んだのだが、残念なことに三塁走者を忘れていた。タッチアップして本塁に走っていたのだ。
左翼手は二塁走者をフォースアウトにすれば三走の得点は認められない(勘違い)、あるいは三塁走者より先に二塁走者をアウトに出来る(判断ミス)、と思ったのかは定かではないが、あきらかなミスである。九州学院の三塁走者のファインプレイとも言えるが。
野球のルールの中の基本、塁の占有権の問題はプロでも勘違いする。この場面では、打者がアウトになった時点で二塁走者は、「フォース状態から解除」される。つまり、打球が落ちた場合は二塁を一塁走者に明け渡さなければならない=フォースの状態。そして、二塁走者には帰塁の義務が生ずるのだが、これはアピールプレイで、ボールをタッチされるか二塁ベースに触塁された時点でアウトになる。
左翼手はピンチを凌いだ嬉しさからアピールプレイであることを忘れてしまったのでしょう。2-5と三点差に迫られましたが、結局2-8で勝利し、あの一点の影響はありませんでした。

一野球ファンとしては、あまり好きでない星野・楽天監督ではあるが、今回ばかりは彼の方が正論だ。開催日を巡って混迷をきわめているセ・リーグに、「世論というものがある。今は有事なんや。空気を読まないといけない」とバッサリ。
さらに、「パも4月中はデーゲーム?それでいいんじゃないの。移動が苦しくなる?もっと苦しんでいる人がおるじゃないか」
どこかの球団に聞かせたい言葉だ。そこの球団社長の「政府が口出すことか」との発言も世論の理解を得られないだろう。空気を読めないセに対する文科相の教育的指導だと思う。
個人的には、セパ同時開催(4月12日)で、関西地区の青空球場で、アンプラグド・ベースボールを提案する。地方の球場には完全手動式のスコアボード、SBO(今年からはBSO)がある。テレビカメラ、ラジオ放送用の電気以外使用禁止と、レトロな雰囲気の試合もいいかもしれない。
今問題となっているのは電力の供給問題よりも、気持ちの問題だと思う。一ヶ月は続くと言われている余震。福島原発からの放射能汚染状況。東日本の住民にとっては「見えない恐怖」であり、首都圏にしても、全く影響は無い、とは言えない。この「見えない恐怖」の中での音曲、演芸、スポーツなど大勢の人を動員する催しものは控えるべきだろう。勿論、パチンコなどのギャンブルも。

巨人の黄金時代を築き、退団後の中日の監督としては打倒巨人をモットーにV10を阻んだ、昭和の名選手、名監督、ウォーリー与那嶺氏(享年85歳)がハワイで亡くなられた。
エンディ宮本氏と共に記憶にも記録にも残る名助っ人でした。中日の監督時代、鈴木孝政投手を抑えに起用し、同点の終盤「一点取ったら孝政だ!」、という口癖を思い出しました。ご冥福をお祈りします。
日本プロ野球の実行委員会は、観客入場後の対戦相手選手同士の私語を禁止することを決めた。野球規則ではユニフォーム着用時の相手との親睦的態度を禁じている。
さて、「私語」の範囲をどう捉えるかでしょう。時候の挨拶まで禁ずるのか。味方同士ならいいのか。「私語」というのなら、味方同士もダメのはず。
村長的には、そんなに硬くならなくても?せめて、「私語は慎むように」くらいの通達でよいのでは?と、思います。捕手が打者を惑わすために「ささやき戦術」とか、隠し球や牽制球で走者タッチアウトを狙う際には塁上の相手を油断させるための「故意の私語」もある。
「私語」といえば中学校の野球部の練習中、「私語」の罰として一時間の正座をさせられたことがありました。砂地とか芝生の上ならまだしも、砂利のグラウンドだったので、あの時の痛みは今も忘れません。