草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です
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またまた、細か過ぎるプロ野球の珍?凡?プレー評です。
昨夜の楽天vs巨人で、面白いシーンがありました。一点を争う投手戦(ラズナーvs内海)が繰り広げられていた中盤の6回表楽天の攻撃。無死一、二塁の絶好の先制機。三番打者鉄平の送りバントは三塁側ファウルゾーンへの小飛球となった。小笠原三塁手は猛ダッシュして飛び込むも、打球には届かずファウルに。この時の二塁走者の行動が面白かった。
いや、面白いと言うよりも、ボーンヘッドに近いのでは?と感じました。二塁走者はハーフウェイで立ち止まると打球の行方を窺いながら、「隙あらば三塁を狙う」ような姿勢をとったのである。フェアかファウルか際どい打球ならば納得できるが、打球は明らかにファウルグラウンド。しかも、左打者の特徴としてドンドン切れていく。120%フェアグラウンドに落ちることはない。
この場面での二塁走者がとるべき行動の正解は、直ぐ帰塁して、三塁手が無理な体勢で捕球したら「タッチアップして三塁を狙う姿勢をとる」、であろう。
もし、三塁手が好捕し素早く二塁に送球して併殺(三重殺も)、などとなったら目も当てられません。故に、ハーフウェイで見守る、は無意味で危険な行動と言えましょう。結局、楽天はこの好機を生かせませんでした。
なお、試合は0-0で迎えた延長10回裏一死満塁。ブラウン監督得意の「内野手五人作戦」を嘲笑うような小笠原選手のセンターへの大きなサヨナラ犠飛で、前夜の雪辱を果たした巨人軍でした。PR

2日のMLB、インディアンスvsタイガースでタイガースのガララーガ投手が完全試合を逃した。最後の打者を、当日の一塁審判ジョイス氏が大誤審によりセーフ判定(内野安打)したためだ。事態は大統領の特例救済も?なども報じられていた。
しかし、ガララーガ投手は、「誰もパーフェクトな人間はいない」とジョイス塁審を擁護。このフェアプレーに対し、球団のあるデトロイトのGM社はガララーガ投手に真っ赤なスポーツカーを進呈。その栄誉を称えた。
そして、翌日の同カード。主審がジョイス氏であることを場内アナウンスが告げると、スタンドからは一斉にブーイングの嵐。そこで飛び出したのがタイガースのリーランド監督の粋な計らい。普通は監督同士がホームベース付近で交換するメンバー表をガララーガ投手に持って行かせたのである。ガララーガ投手はメンバー表をジョイス主審に渡し、ガッチリと握手。
これにはジョイス氏は号泣、スタンドは怒号から拍手に変わった。
エンゼルスの松井秀喜選手もスランプを脱した模様だし、久々に心暖まる話題でした。

昨日の草野球、今季3試合目にして初安打を記録すると、二打席目にはセンターへ、三打席目はレフトへとバットを出せば安打状態。とどめは、ライト線を破る二塁打。こういう日も何年に一度かはあるものだ。チームメイトは、「鈍足のイチロー」だってさ。
ところで、今日のMLB、マリナーズvsエンゼルズは、昨日のさよなら満塁弾に続いてのさよなら3ランという素晴らしい結果にも拘わらず、ホームベース付近ではごく控えめな「歓喜の輪」。
というのも、昨日の同カードの試合で、サヨナラ満塁ホームランを放ったエンゼルスの主砲モラレス選手が、「歓喜の輪」の中で左足首骨折という、あってはならない事故に遭ってしまったのである。
これを見ていて、思い出したシーンがある。南海ホークス時代の門田選手。ホームランを打って次打者のブーマー選手とハイタッチをした際、ブーマー選手の力が強すぎて門田選手は右肩脱臼。
巨人の原監督のグータッチも、ちょっと力が入りすぎると以外に痛いものである。エンゼルスは試合後の選手ミーティングで、祝福のガイドラインを決めたそうであるが、何事も限度を越えないことが重要だ、と感じたシーンでした。
今日のエンゼルスの4番を任せられた松井秀喜左翼手は、そんな「モラレスの呪い」を振り払うような先制2ランを放った。ソーシア監督は、「しばらくマツイに4番で頑張ってもらう」と語った。

24日の夜のプロ野球から。まずは巨人の山口投手。2-4と2点リードしている場面で、久保投手からバトンを受けての登板。二死一塁からオリックス4番のT-岡田選手に高めの棒玉をバックスクリーンに運ばれ、4-4にされてしまう。内海投手の一勝は、この瞬間に消えた。
ところが、その裏長野、亀井両選手にソロホームランが飛び出して4-6に。最後はクルーン投手が三人で締めくくったことにより、山口投手に勝ち星が付いた。「ごっつぁん勝利」の山口投手は、先発の内海投手を思えばケシテ喜べない夜になったことでしょう。
そして、甲子園のロッテvs阪神では、笑い事では済まない珍事が。4-4で迎えた9回裏、一死満塁の場面。三塁走者はマートン、二走は新井である。ここで、新井選手は危機管理を怠ってしまった。次に起こるプレーに対するシミュレーションができていなかった。例えば、内野ゴロなら何とか併殺を免れる走塁、ヒット性の打球の時の判断、などなど。
城島選手の当たりはセンターへの飛球。ここでの新井選手がとるべき行動は二つ。ロッテの中堅手が捕球した場合はハーフウェイから二塁に素早く戻る。また、もしも落球もしくは安打になった時には、三塁まで到達しなければならない。←(有り得ないことではあるが、8-5-4とか8-4-3という併殺が完成すれば三走の得点は認められない)
新井選手が選択したのは、なんとなんと、三塁目指してタッチアップ。ロッテの中堅手はダメモトでバックホーム。ここで中継に入った二塁手井口選手はホームは無理と判断し、三塁に送球。二走新井選手はアウト?かどうかは判りませんが、ともかく新井選手のアウトよりも先に三走マートン選手はタッチアップからホームベースに滑り込んでおり、4-5Xで阪神のサヨナラ勝利は確定しておりました。一塁ベース付近で成り行きを見守っていた城島選手は、新井選手の凡ミスにマジ切れ、だったそうです。

MLB、我がエンゼルスが負け続きである。松井秀喜選手の不振も相まって今日で6連敗。バットの不振はチームの守備、走塁にも影響し、投手も詰めの甘さ、大量失点と悪い連鎖が続いている。
昨日の対レッドソックス戦でも、7回を終わって1-1と好試合を展開していた。8回表のエ軍は、一死満塁打席には二番アブレイユという勝ち越しの好機を迎えた。
*この試合を振り返ると、この場面での一塁走者アイバーの判断がこの試合のキーポイントであった。
アブレイユの当たりは中間守備の二塁手ペドロイアへのゴロ。ここで、二塁手が取るべきプレーは?
① 一点を絶対に与えないことを優先に、併殺は無理かもしれないが本塁へ送球。4-2-3の併殺を狙う。
② 併殺の確率はやや薄いが、4-6-3の併殺を狙って二塁へ投げる。
③ 一塁走者が走ってくるところをタッチし、一塁に投げて4-4-3の併殺を狙う。
②の場合、アブレイユ(左打ち)は結構足は速い。また、二塁手は前進して体を反転させて二塁送球となり、併殺成功の確率は50%くらいと思われる。併殺崩れで勝ち越される危険性も50%だ。
もし、満塁ではなく一死一塁であったら、③のプレーを選択するのもベストになりうるであろう。一塁走者を一塁方向に追い込んで、走者が戻れば先に打者走者をアウトにし、後でランダウン・プレーで一塁走者をアウトにできる。
レ軍の二塁手、ペドロイアが選択したのは③であった。ペドロイアが打球を取ったとき目の前に一塁走者アイバーが迫っていたため、つい追いかけてしまったのだ。この瞬間アイバーが選択すべきプレーは、一塁に戻ること、これしかなかったのであるが、俊足の彼はタッチを逃れようと二塁方向にスライディングしてしまった。ペドロイアはアイバーにタッチすると一塁に送球して併殺は成立してしまい、三塁走者の生還は認められなかった。
一塁走者のアイバーがあと2秒、いや1秒でも時間を稼いでいたら、アブレイユが一塁を駆け抜けていた。その後のプレーはフォースプレーではないので、三塁走者は楽々生還できていた。結局、流れはレ軍に傾き、8回裏失点したエ軍は5連敗目を喫してしまった。
ほんの1秒の差が一勝を左右してしまう。アイバー選手に、自分は犠牲になっても一点は取るゾ、という気持ちを持っていたら一点は取れていた。
(ちなみに) 一塁走者は、打者が走者になった時点で、一塁の権利はなくなる。もし、一塁ベースに触れていても打者走者より先にタッチされればアウトである。ボールを持った野手が間違って先にベースを踏むことを願うだけ。←先にベースを踏んだ時点で打者走者はアウトとなり、一塁走者が失っていた一塁の権利が復活するので、一塁に触塁していればセーフとなる
