草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です
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「守備にスランプは無い」とは書いてみたものの、誰の言葉だったかは思い出せない(悲)。昨夜は、巨人-中日戦の放映が無いため、ラジオで実況を聞きながらオリックス-日ハム戦を何となくテレビ観戦。
オリックス先発の岸田投手が素晴らしい投球を見せている。しかし、それを上回る投球を繰り広げているのが、日ハムの増井投手。とてもプロ初先発とは思えない投球に、終盤はラジオを切ってテレビ画面に向かう(巨人は7-0とリードしていて、藤井投手の出来から楽勝と判断)。
7回を終わって0-1と最小得点差。日ハムの一点も、7番稲葉右翼手の二塁正面への強烈な打球を二塁手が失策したもので、岸田投手には不運な失点であった。8回表、日ハムはここで1安打無得点に抑えてきた増井投手を交代させる。ところが二番手の投手が二死二塁のピンチを迎えると、オリックスの打者にライト前に痛烈な当たりを喫してしまう。稲葉右翼手は猛然と前進すると素早くバックホーム。
二塁走者は当たりが強すぎたため、三塁を回ったところで本塁突入は諦めた。カメラも三塁走者の模様を映していた。ところが、稲葉右翼手の狙いは、バックホームではなく、一塁への送球。結果は悠々間に合うライトゴロ。二死一三塁とピンチが広がるのを阻止する好プレーでした。解説の与田剛氏も、「一塁でのライトゴロは初めて見た」と稲葉選手を絶賛しておりました。
結局、最後は防御率0点台のサイドスロー建山投手が締め、増井投手は嬉しいプロ初勝利。
今季のパリーグは、王者、北海道日本ハムファイターズが最下位と低迷。本命と読んでいただけに意外なスタートです。ちなみに、オリックスの快進撃(現在3位)は、大化けする可能性のある若手投手が多いだけに、岡田新監督の手腕を考えて、予想はしておりました(自慢?)。
打率0.208と低迷している稲葉選手ですが、こういう積極的な守りから浮上のきっかけとして欲しいものです。PR

弔辞を述べる原辰徳監督が、元広島カープ監督の山本浩二氏が涙、涙。阿部主将も試合前には涙を浮かべ、「今日は特別な日」と意気込みを語った。
両チームのユニフォームには喪章が、東京ドームの広島、巨人の球団旗は半旗に。そして故木村拓也氏の長男の始球式で追悼試合は始まる。木村コーチのモットーだった、一生懸命の言葉通り、両チーム共全力を出し切っての好試合でした。広島は全野手を使い切っての試合だったそうです。
小笠原三塁手がファウルフライを追って観客席に飛び込めば、広島の各打者も必死で粘る。
1-1から阿部主将の本塁打で勝ち越すも、巨人の勝利の方程式(昨年の?)山口-越智が一点づつを失い3-2と逆転される。そして、8回裏。
(村長のつぶやき)8回ではなくて、9回裏に谷選手の一打が出ていたら鳥肌が立っていただろうなあ・・・いや、逆に出来過ぎ?と疑って見てしまうかも・・・
ここまで左の先発青木投手に音なしだった巨人の右打者。しかし、小笠原選手の四球を得てのガッツポーズに触発されたのか、右のラミレス選手に右前安打が出て、無死一二塁だ。ここで原監督は勝負に出る。小笠原選手には代走を送っていたのだが、ラミレス選手にも代走を送る。ここで決めるぞ、という強い決意だ。5番阿部は粘った末に最低限の内野ゴロで走者を進める。
一死二三塁。広島ベンチは悩む。投手は左の高橋。巨人は、右の長野、次打者には谷選手がバットを持ってデモの素振りをしている。広島が選んだのは、長野を敬遠し併殺も狙える作戦であった。村長は、これはないだろうと思っていた。押さえの永川投手が怪我で離脱していなければ思い切って、代打亀井との勝負も考えられたが、一点リードしている段階で満塁策は取らないだろう、と考えていた。
谷選手、代打逆転満塁本塁打!
「拓也とは同級生で、いつも励ましあってプロでずっとやってきたんですけど、先に逝かれて本当に悲しい。何とか今日の試合は勝とうと思って試合に臨みました。」と涙を拭いながらヒーローインタビューに応える谷選手。
ただ、広島の選手が必死で喰らいついてきたこともありますが、7,8,9回の1イニングづつを任された、山口、越智、クルーン投手が一点づつを取られたのは、今後に不安を残す内容でした。

昨夜の横浜-巨人戦は今季未勝利の藤井投手とランドルフ投手の見事な投げ合いが終盤まで続きました。勝てない人はトコトンついてないもので、両者の力投は共に報われませんでした。
結局、イ・スンヨプ選手の押し出し四球が決勝点という貧打戦?いや投手戦で、1-2で巨人が辛くも逃げ切りました。9回表の一死二塁という横浜のチャンスで出た、左翼手谷選手のファインプレーも勝利の要因でしょうが、お立ち台には3安打2得点の松本選手と先発で2安打7回1失点の藤井投手が上がりました。
試合後の勝利監督インタビューで、原さん、かつてのミスターを彷彿とさせるような「チョット変な英語」を交えて話しておりました。「(谷選手の背走しての捕球)あれはチャージをかけている場面での捕球でしたから・・・」、「(8回裏二死満塁からスンヨプ選手が四球を選んだ場面)スンヨプも大事な場面で、セレクトして・・・」
「チャージをかける」って、もしかして外野手を前進させて二塁走者の同点を阻止する守備のこと?でも「charge」にはそれらしい訳は無い。他のスポーツでは、ゴルフの上位の選手を追い上げることを指したり、サッカーやバスケでは相手に肩を寄せてプレーを妨害することをチャージという。しかし、これらは若干ニュアンスが違う。そこで思い当たるのが、ラグビーで相手のキックしようとするボールに体ごと飛び込むプレーだ。キッカー(打者)にプレッシャーをかける意味で、チャージと言ったのであろう。
そして、「セレクトして」だが。ストライクかボールかを見極める、判断してストライクなら打つしボールなら見送る。確かに、「よく選んだ」とか言うので、選ぶことには違いないが、セレクトは初めて聞いた。単純に「ルックする」の方がしっくりするのでは?
本場でもこのような表現をするのかは知らないが、ところどころにカタカナ語をちりばめるところは、かのミスター英語に近づきつつある。

昨日はBS1でMLBアスレチックスvsエンゼルスを、BS日テレでは中日vs巨人と日米プロ野球三昧、しかも松井秀喜選手のサヨナラ打、ジャイアンツの快勝で最高の美珈琲を堪能した。
エンゼルス戦の解説は大島康徳氏。3-3の同点で迎えた9回裏のエ軍の攻撃前に大島氏、「チャンスを作って松井が決めれば最高!」。ははは!その通りになってしまったよ。しかし、一点もやれない状況下で一死二塁。三番のハンターを敬遠して四番松井と勝負するのは当然の策。併殺が狙えるからだ。別に松井を格下と見たのではないのに、インタビュアーの「ハンターが敬遠されて燃えたのでは?」はKYな質問だ。
この試合、もう一人主役がいた。俊足の一番打者アイバー(Erick Aybar)遊撃手 だ。一点を争う展開の中、彼の暴走で一点を失った際、大島氏がつぶやいた。「この一点に泣かなければいいが・・・」。松井ファンとしては、そのお陰でサヨナラ打が生まれたのだからアイバー君には感謝しなければならないが。
問題の場面は、二死二、三塁バッターは三番のT.ハンター。二塁走者がアイバー君であります。ここでハンターの打球は三塁への強烈なゴロ。この打球を前に大きく弾いたのですが、転がった場所が三塁ベースの横。相手三塁手が急いで拾ったところへアイバー君が走りこんで来るではありませんか。そこでアイバー君にタッチしてスリーアウト。問題は、フォースアウト(一塁に投げて打者走者をアウト)では無いので、三塁走者のホームインとスリーアウトのどちらが先かである。結果はアイバー君の俊足が災いしてスリーアウトが先に成立。得点は認められず、先の大島氏の発言となったわけであります。
次の塁を貪欲に狙うのは、悪いことではありません。しかし、時と場合によっては暴走となってしまうこともあります。アイバー君がもう少しクレバーならば、三塁手前で止まって二塁へ戻る(フリをする)のがベストで、三塁手が一塁に投げたら三塁に進めば良かったのです。三塁手が一塁をあきらめた場合は、三塁走者の生還を最優先に、二三塁間で挟殺プレーに持ち込めばいい。
ゴジラ松井の今季はすごい。夏男が春からエンジン全開。この試合では、チームの四連敗を止めるサヨナラ打を含む三安打固め打ちで、打率はなんと0.417。

昨夜の甲子園球場。巨人軍の一、二軍の選手、コーチ、原監督が二塁ベース上に集まり黙祷を捧げた。試合開始直前にも両軍、観客と共に37歳、巨人軍木村内野守備走塁コーチの早すぎる死に一分間の黙祷を捧げて伝統の巨人-阪神戦は始まった。
原監督の「今日は特別の日」との思いは、今季初先発となる二塁脇谷に表れていた。試合が動いたのは3回表、その脇谷選手の二塁打からであった。坂本が先制タイムリー、小笠原が二点本塁打で続く。先発を任された西村健太朗投手の投げる球にも気合がこもっていた。プロ入り最高の出来とも思える投球内容と、センター松本の再三に渡る美技なども有り、阪神に点を与えない。
7回無失点で降板した西村投手から後は、金刃投手、豊田投手で8回を凌ぐと、クルーン投手の代役越智投手が9回裏の反撃をなんとか抑えて3-0で勝利した。
投手以外はどこでも守った。足を生かすためにスィッチヒッターとなった。「それしか俺の生きる道は無い」と言い、巨人に移籍が決まった時も、「このスター軍団の中で、俺はどこを守るんだ」と語った木村選手。確かにレギュラーではなかったが投手以外すべてのポジションでスーパーサブだった、木村拓也選手を忘れることはないだろう。
夜のニュースで試合後の勝利監督インタビューを見て、原監督の目から溢れる涙に、思わず貰い泣きをした村長でありました。残念だったのは、9回裏一死をとった場面でテレビ中継が打ち切られたことであった。最高に盛り上がっていただけに、本当にKYな局だ!