「川柳」のページを見ていたら、「サラリーマン川柳はほのぼのとしたモノが多い」との評が書いてあった。そうなのかなあ、と自分の40年前を思い浮かべてみた。「ほのぼの」と感じた時期などなかったなあ、が実感。先ずオイルショックで内定が取り消され、勤め始めた小企業では初日から残業。正社員になってからは、朝5時起きで7時出社夜11時退社という毎日。高度成長期といえばそれまでですが、自由な時間は徹夜明けの日だけでした。(たまに飲兵衛の上司が「今日は飲みに行くぞ」と9時で仕事を打ち切って数名で近所のすし屋に行くことはありましたが)
さて、そのほのぼのとした川柳を見ると、レジェンド、だめよーだめだめ、などの流行語をもじったものが多くてやはりほのぼのとしたのが多いのは事実だ。なかには、「アナ雪を 歌う妻見て 寒くなり」や「妻の声 AEDより 効果ある」など、倦怠期川柳ともいえる笑えない句も。
そして、ブラック過ぎて笑えないのがシルバー川柳。「LED 使い切るまで 無い寿命」、誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」、「お辞儀して 共によろける クラス会」など。そういえば、村長のクラス会もお互いの健康が話題の中心。病歴自慢、欠席者の安否に関する話から始まる。近況報告でも、そんな話ばかりだ。
あまり川柳、俳句に造詣が深いわけではないが、今話題のあの事件を皮肉ってみた。
「日本では テロリストに学ぶ 警備法」
ドローンなる無人飛行物体が出た時点、というよりその前に対策を講じるのが普通の国。平和ボケ、というより、単なるボケていたとしか言いようがない。卑劣な赤いテロリストに学んだことは、警官の姿を見せる警備法だとか。日本ではとかく警官の姿に抗議が来るのだとか。威圧感を感じる、私服にして、などなど。今回の容疑者も、警官の姿を見つけてそこは避けたとか。今後は制服の警官がうろうろすることでしょうね。
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