サッカーの
FKの練習をしていた少年の蹴ったボールが学校のフェンスを越え、道路を通りかかった
バイクの男性が避けようとして転倒。男性はその怪我がもとで亡くなった。遺族が賠償請求していた裁判は最高裁の
「親の責任は問えない」という無罪判決が下った。
これは、ボールが飛んでくるのを予見できないし、バイクが通りかかるのも偶然と考えられる。しかし、
逆の例が札幌であった。
日ハムの選手が打った
ファウルボールが観客の女声の右目を直撃。
女性は右目の視力を失ったことで、球団、札幌ドーム、札幌市を訴えた。しかし、こちらはファウルボールは想定内のこと。なにか他のことに目が行っていたのでしょうが、
打者が打つ瞬間は注意して準備しておくべきでしょう。フェンスが低いとかいう意見もありますが、世の中の流れは臨場感を得たいためにダイヤモンド付近まで
シートを張り出す球場も。
また日本では「ファウルボールにはご注意を」のアナウンス、米国では
H.ベラフォンテの
「Day-o!」の声が鳴り響く。サッカーボールの場合と違って、常に備えておくべきでした。右目を失ったのは可哀想で、球団もなにがしかの示談には応ずるべきでしょうが
訴訟はないな、と感じます。
ちなみに、
野茂英雄投手が渡米してすぐに人気が出ましたが、あの独特の
トルネード投法と共に、
「Day-o!」という歌声が
「HIDE-O!」に聞こえたから、という話を聞いたことがあります。
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