最後の打者西岡選手を遊ゴロに打ち取ると両手をポンと合わせた。ニューヒーローが誕生した瞬間だった。高木勇人25歳、プロ初勝利は打線の援護があり、涙のお立ち台だった。二戦目となる昨夜はコントロール、カットボールのキレ、ストレートの伸びすべてが阪神打線を圧倒。8回を被安打1、二塁を踏ませない準ノーヒットノーラン状態。
巨人打線も、相手投手藤浪の荒れ球にてこずり、貰ったような2点どまり。9回に唯一のピンチを迎えたことを思うと7回裏の亀井選手の一発は大きかった。終わってみれば被安打2、相手の残塁3、投球数116という完璧な内容の初完封勝利だった。
そして、うっすらと目に光るものも。泣き上戸かよ!来年は背番号「59」だ。しかし、喜んでばかりはいられない。土曜日は初めて集中打が出て完勝したものの、昨夜はわずか5安打。相変わらず主軸に本塁打が無い。8番村田は有り得ないし、セペダもいつまで我慢するか、が指揮官にとっても悩みの種だろう。坂本に当たりが出てきたのが救いだが。
二度目のお立ち台に上がった高木投手。自分の強さを聞かれて、「僕は僕です」って?!
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