草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です
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今NHK-TVからニュース速報が流れた。
な な な ん と
「政府が長島茂雄氏と松井秀喜氏に国民栄誉賞を検討!」
勿論、長島氏を大学時代から応援し、ゴジラという渾名を松井氏より先にいただいていた村長としては最高に嬉しいのだが、二人とも記録より記憶に残る選手。また、21人(団体が一つ)のうちプロ野球関係者が4人になる。すでにイチローが引退すれば受賞が確定しているので5人となる。
そうなれば、「去年引退したあの選手は?」とか「記録なら、あいつが貰わないのはおかしい」、「なんで巨人の選手ばっか。プンプン」という声も聞かれよう。
でも、でも。繰り返しになるが野球ファンとして、巨人ファンにはこの上ない吉報である。今年からMLBのテレビ観戦は観る気が無くなり落ち込んでいたところに、このニュー速。まさか、エイプリルフールでは??いや、それは無いだろう???PR
セパ同時開幕したプロ野球。話題も盛り沢山だ。投打両刀デビューの日ハム大谷選手、阪神の藤波投手、新人開幕投手を任された楽天則本投手、そして我が巨人のドラ一菅野投手などなど。
そんなジャイキチ一番の心配は毎年恒例となっている貧打線。そしてその貧打線は今年も健在だった。
開幕戦は右腕手術から復帰した昨年の打率「.---」の男、脇谷二塁手の逆転打で3-4。二戦目は新外国人ロペス選手のタイムリー二塁打により、1-1の引き分けに持ち込むのがやっと。昨夜の第三戦も結果的には延長11回ドラマチックなサヨナラで勝ったものの、2-3というスコア。
原監督はインタビューの中で、「長野、阿部のバットが不安だったが・・・」と言っていましたが、その他にもチャンスで一本が打てない三番坂本、五番村田もイライラの一因となっている。
勿論、脇役の脇谷選手の二度のお立ち台には拍手喝采なのだが、いいピッチングをした先発投手陣に一勝もつかないのは二勝一分けにも満足度は薄い。それにしても高木(京)投手の運の強さには感心する。第一戦では逆転の犠飛を打たれたものの、その裏に脇谷の逆転打が出て一勝。三戦目は延長11回表に本塁打を喫したもののその裏チームが逆転サヨナラ、二勝目が転がり込んだ。
このペースだと今季80勝は堅い。なーんてジャイキチの「四月バカ」でした。

テレビで春のセンバツを見ている。今日の第一試合は地元兵庫の報徳学園が登場。一試合を勝ち上がった常葉菊川と対戦。この試合常葉菊川の各打者の大きなスィングが目を引く。これは監督の指示なのだろう。無死で走者を出してもバントの気配すらない。1-2と一点を追う8回表も無死一二塁で強攻。四球で無死満塁という絶好の逆転機を作る。結局一死後走者一掃の二塁打が出て4-2と逆転に成功。9回の報徳の攻撃を一点に抑えてベスト8に勝ち上がった。
第二試合の岩国商vs山形中央戦も山形の強攻策が印象的だ。押し気味に試合を進める岩国は5回表一死三塁からスクイズで一点を先制する。なおも続くチャンスは山形の投手交代に阻まれる。その裏、山形は無死一二塁という好機を迎える。打者はリリーフで好投したばかりの選手だ。岩国のサウスポーに立ち向かう左打ちの打者、点差は一点。
村長は「甲子園での初打席で、うまく走者を送れるかな?」と新二年生のひ弱そうな打者を気遣った。ところが山形ベンチの指示は「打て!」。これに打者が応える。右中間を深々と破る逆転の三塁打。「いやー、恐れ入った」。さらに9番打者もライトを越える三塁打で一気に1-3と勝ち越す。
日本の、特に高校野球はスモールベースボールの傾向が強い。先日のWBCでも強豪国が日本の野球を参考にしていた。所謂、繋ぐ野球だ。一点が欲しい時などは、4番といえども犠打のサインがでることも。たしかに一点が入る確率は上がるのかもしれないが、大量点が入る確率は減るだろう。メジャーでは強打者はバントなど練習すらしない。それゆえに、スモールベースボールと揶揄されるのだ。
たしかに見ている方としては、強攻策が成功したときの興奮度は高くなる。「7-8の試合が一番面白い」という言葉も聞く。高校生で期待に応えて安打を打つ技術、精神の強さにも感動する。しかし、村長としては一点にこだわる場面の緊張感に野球の醍醐味を感じたい。その作戦の一つが強攻策であって、ノーガードでの打ち合いは期待しない。
PS:あの逆転打を打った、ひ弱そうな山形の8番打者は8回裏の打席でもレフトオーバーの二塁打。彼よりさらにひ弱そうな9番打者は今度はレフトオーバーの三塁打で続き、結局2-6で岩国商を下した。

月曜日、日本時間朝10時少し過ぎWBCサンフランシスコラウンド準決勝対プエルトリコ戦が始まった。その始球式に第一回大会の優勝監督、王さんと並んで二回大会の優勝監督原監督が登場。ベンチで見つめる山本監督も、俺もあの二人の仲間に入りたいなあ!と思ったことでしょう。
試合はジャパン打線が、あの王建民(台湾)のようなツウシームを駆使するプエルトリコ投手陣に7回までゼロ行進。3-0のまま8回裏の攻撃を迎える。一死後一番鳥谷が三塁打で出る。すかさず井端がタイムリー安打、三番内川も右へ打って一死一二塁という絶好の反撃機を迎える。
打者は不調とはいえジャパンの4番阿部。ここで、一塁コーチの緒方が二塁走者の井端に何か耳打ち。誰もが、「三塁を狙え」と言ったのだと感じ取ったことでしょう(笑)。
そして、問題の場面が。二走井端と一走内川の重盗。いや内川だけが走ってしまった。
結局阿部の一二塁間への強いゴロも再三好守備を見せる二塁手に阻まれ、チェンジに。終わってみれば、これが最後の抵抗となり、ジャパンは敗退。三連覇の夢は消えた。
結果論でものを言ってはいけないが、あそこは4番阿部に任せる場面だったのでは?と思ってしまう村長です。併殺体勢を敷いていた一死一二塁だったら、阿部の打球は100%抜けていたから・・・ と、「たられば」で言ってしまったが、報道によると山本監督の指示は「行ってもいい」だとか。そりゃあナイだろう。相手の投手はモーションが大きいとしても、捕手のモリーナは全米一の強肩。「ジスボール(次の投球で行け)ならば走れるが、「行ってもいい」はいかにベテランでも躊躇するだろう。ましてや一走内川にしてみれば、「もしかしたら一点やっても、より確実に二塁に投げてくるかも?」との思いが暴走?に繋がったのでは、と草野球の捕手は感じました。
もう一つ「たられば」で言うならば、あの奇策が成功して同点または逆転になっていたら、山本監督は名将と評されていたでしょう。それだけベンチも攻撃する野手も焦っていたのかもしれません。
でも、二連覇した実績が消えるわけではありません。メジャー抜きの純ジャパンがあそこまでやれたのは褒められてもいいと思います。下馬評では一次リーグで敗退などとかかれてましたし。ただ持っている人がいなかっただけですから。

日付が変わろうとする延長10回裏、杉内投手が台湾最後の打者を遊ゴロ併殺に打ち取った。4-3勝利の瞬間だ。
試合は終始リードを許す苦しい展開だったがターニングポイントは9回表の二死一塁からの盗塁、さらには井端選手の同点タイムリーではないだろうか。
ジャパンの攻撃は、短打はでるもののなかなか王建民投手のツウシームを打ち崩せない。そんな中、8回に試合が動く。阿部、坂本選手のタイムリーで2-2の同点に追いつく。しかしその裏、エースの田中投手が連打を浴びて2-3に。そして迎えた9回表だった。まさに崖っぷちで二盗を決めた鳥谷選手、打った井端選手の勝負強さに脱帽でした。
坂本選手も攻守に頑張ったし、10日のオランダ戦が楽しみですネ。
あーー疲れたけど、いい試合でした。