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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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陽性者は被害者、とはいえ

新型コロナの陽性者数が連日報じられております。どこかの自治体の長は、「感染者に対する誹謗中傷はやめるように」みたいなコメントを出しておりました。勿論、病を正しく恐れている自粛民が、訳も分から突然「あなたは陽性です」と言われる、所謂感染経路不明者は、完全に被害者だろう。その人に感染させた人も、ある意味被害者なのかもしれない。加害者なき感染である。しかし、感染拡大を避けずに感染者を作る、あるいは感染させても構わない考えの人は、加害者なのではないだろうか。
 例えば、発熱や味覚障害があるのに無理して旅行やイベントに参加して感染させる。これは非難されても仕方ないだろう。
 そんな事例が市内で起きている。いや、遠く離れた十和田市で起きている。発端は一ケ月ほど前に『夜の街』関連で陽性と判定された出張風俗嬢濃厚接触者として名前が挙がっていた(非公表)青森市在住の警察官が、検査要請を無視して勤務地の十和田市の食堂に通っていた。その後、彼の陽性発覚により食堂は休業、店主夫妻は二週間の観察隔離生活を余儀なくされた。
 先月末、この店主は、「感染の疑いが濃いのに濃厚接触を認めず、検査もせずに来店した。許せない」と、損害賠償を求める意向を示した。警察官といえども感染したのは風俗嬢からなので、被害者には違いない。しかし、その後の行動は被害者のとる行動とは言えない。十和田市の食堂店主の言い分も、その通りだ。法律は詳しくないし、十和田市の対応も聞いていないので全くの個人的意見ですが、管理責任のある青森市、食堂のある十和田市、警察官本人で話し合ってうまく纏まること(示談)がベストだろう。しかし、一度落ちた評判(風評も含めて)は簡単には回復できないでしょうね。一つだけ、救いなのは、その後陽性者が出ていないこと。青森県は再び感染者ゼロモードに入っております。
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