すったもんだの末、五輪組織委は一旦決定した
佐野氏のデザインを撤回し一般公募し直すと発表した。なにっ!
次点が繰り上げ当選にはならないんだ!と、素人的には思ってしまうのですが。「二位ではダメ」なんですね。再度
時間とカネをかけて審査するんですね。なんと
暇と金が有り余っている組織なんでしょう?
絵心が無い村長としましては、最初にあのデザインを見たとき
「なんだこりゃ」と感じました。1964年のときには
「戦争から奇跡的な速さで復興した日本」をアピールすべく、
日の丸が大きく描かれていました。今回のものは
東京(TOKYO)の
「T」を大きく、日の丸はドット程度の大きさでした。さすがに
原案では似ている意匠が多すぎたのか、
二回も手直しを佐野氏に申し入れたと聞く。なんだそりゃ!
原案が一位になったのでしょう?手直しをしたのならば、再審査(一般公開)しなければ応募して落選したデザイナーたちは納得しませんよね。
だから、
佐野氏ありきの審査、などと言われるんです。原案がなんらかの事情で不都合があったなら、そのデザインはナシです。村長がデザイナーだったら、「ふざけんな!」です。必死で考えたデザインにケチをつけられたんですから。佐野氏も
「盗作ではないオリジナルだ」と言うのなら、原案で押し切るべきでしたね。ベルギーの劇場から提訴されようが。
ただ、オリンピックという一国だけの問題ではないので今回は再募集にしたのでしょう。もし、
裁判が長引き泥沼化したり、
敗訴した場合の東京(日本)の
ダメージを考えると当然の決断と言えるでしょう。
遅きに失したという感じは否めませんが。
PR