過去に例を見ない盛り上がりの内に幕を閉じたラグビーW杯日本大会。結果は、南アフリカがイングランドを32-12という大差で破り3度目の栄冠に輝いた。試合は双方ともゴール前での守りが固く、PGの応酬で一進一退の好試合となった。しかし、後半に入ると南アフリカのフィジカルが技のイングランドを上回り、立て続けにトライ。結局イングランドはノートライで散った。
スタンドの応援。試合後のお辞儀。試合の無い日に台風被災地でのボランティア。各国の国歌を歌うファンやエスコートボーイ。などなど。日本の「お も て な し」は、随所に見られました。ワールドラグビー協会のビル・ボーモント会長は、「謙虚で歴史的なホスト国だった日本と日本人に感謝する。」と述べた。この評価は、お世辞半分としても、的を射た発言だと思います。我が日本チームも初の決勝T進出を果たしました。優勝国に負けた1敗だけだったことは、更なる可能性を抱かせるに十分な大会だったと思います。
最後の最後に、「ノーサイド」の精神に反するような出来事があったことは残念でしたね。下馬評に反して負けたイングランドの、メダルを首にかけて直ぐ外す選手、かけるのさえ拒否した選手、あのエディ・ジョーンズHCはメダルを貰うとポケットに両手を入れたままステージを降りていた。戦い前には力の南ア、技のイングランドと言われておりました。終わってみて、「心、技、体」の「心」の差が敗因だった、と感じたのは村長だけでしょうか?
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