方言の失敗談、第二弾です。第三弾かな?
先週、八戸を訪れた目的の一つが友人に会うためでした。数年前まで近所に住んでいた彼は、長野県出身で野球好き(広島ファン)ということから、たまに野球談議などをしておりました。きっかけは、彼の奥方が「田舎から送ってきた珍しい信州のリンゴジュースです」と、リンゴジュースの詰め合わせをいただいたことでした。「ああ、これね。知ってますよ、実は私も信州人です。」と笑い転げたのでした。
その際村長が、(車で待っていた妻に)「おまえも、かたったら?」と声をかけたのを聞いていた彼(S氏)夫婦が怪訝そうな顔をしたのです。※ 実際の発音は、「なもかだらねが?」です。
その時、村長は気づいたのです。「あー、40年ぶりに、やっちまったな!」と。
約40年前のこと。青森出身の母の影響から、どれが津軽弁か信州弁なのかごちごちゃになっていた12歳の村長は、家の前でボール遊びをしていた近所の子供に声をかけたのです。「かたってもいい?」。
それに対して帰ってきた言葉は、「勝手に語っていれば」。
青森で、「かたる」、「かだる」は、「加わる」、「加担する」の意味で、けして「語る」ことではないのです。第一弾?での失敗(信州から青森に移住した直後の社内野球の試合で、一塁走者に「とべー!」と言って大恥をかいた事件)以来の方言の恥ずかしいお話でした。
※ ちなみに、信州で「とぶ」は「走る」です。一塁コーチに出ていた村長は、「走れ(盗塁しろ)」の意味で「とべ」と言ったのですが、走者は「跳ぶ(ダイビング)」と受け取ったみたいです。
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