2014年12月に約
3億キロ離れた小惑星「
リュウグウ」に出かけた、「
はやぶさ2」は、先日の12月6日帰還した。とは言え、宇宙船本体は燃え尽きており、小惑星の砂などを格納した
カプセルだけが回収された。約
6年という長期旅行でした。
各国から
賛辞メッセージが見られますが、ちょうど一年前には大きな難関を克服しての偉業でした。それは、「リュウグウ」の地表が想定外の
凸凹だったのです。当初の想定では、
100m四方の平地に着陸、でした。そこで数か月かけていい場所を探したのですが、最終的に狙いを定めたのは
半径約3mという狭いエリア。そして、見事目的地点からの誤差
60cmという、まさにホールインワンの美技をみせたのです。勿論これは、世界新記録?だそうです。
この計画に、「無駄な金」とか「なんの役にも立たない」というコメントもありました。でも、多くの
大発見は無駄の積み重ね、何十年
何百年かけて継続研究されたものが殆どです。数十億年後の地球最後のための小さな第一歩と成り得る業績に文句を言う暇があったら、別案をだせ!と、昔の
宇宙少年は思うのでした。中学の時、泊りがけで霧ヶ峰のロッジで見た
人工衛星の軌跡は未だに脳裏に焼き付いてます。
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