山梨県との境に近い小さな村で過ごした幼少期。居間にあった
馬鹿でかい箱型のラジオの記憶はあるが、何を聴いていたのかは全く覚えていない。多分、大晦日に家族十数人がそれに向かって耳を傾けていたのだろう。
NHKの
紅白歌合戦で思い出すのは、やはりD.ダックス、B.ジャックス、D.エイセスだろう。村長的にはこの3組が「御三家」だった。以下、スリー・グレイシス、スリー・バブルスなどの女性コーラスグループ。これらが出なくなったと同時に見ることも聞くこともなくなった。
テレビで見るようになった中2からの紅白で、一番受けたのは
アントニオ古賀のギターに乗せて
森繁 久彌が歌った
「紀伊国屋文左衛門」だろう。フラメンコ・カポーレなる、スペインの芸能と日本古来のかっぽれとのコラボは圧巻でした。村長は
森繁氏こそ
シンガーソングライターの草分けと認識しております。
さて、今日作詞家の
岡本おさみ氏の死去を知り、作曲
吉田拓郎と歌手
森進一の顔が浮かびました。この三人での大ヒット曲、
「襟裳岬」のメロディーが聞こえてきたのです。おりしも、今年限りで
森氏は
紅白に区切りをつけると聞いております。最後の紅白となる森進一を
大トリで送ってあげる演出をNHKがとるのなら
大喝采ですが、どうもそうではないみたいですね。
まあ、見ないからどうでもいいのですが、せめて歌合戦の大トリは
歌手にしてほしいものですね。
PR