プロ野球も日本シリーズが終わり、笑いと涙の?(涙の方が多いかな)ストーブリーグに突入。球界を去る人、去らざるを得ない人、海外への夢の一歩を踏み出しそうな人、
悲喜こもごもの冬が始まりました。
中でも最大の関心事は阪神の
鳥谷内野手でしょうね。早大時代からの夢、メジャーでプレーしたい、の実現の可能性が高い。二年前は球団に慰留され、単年契約で活躍してきました。今年はメジャーの大物デレク・ジーター遊撃手の引退など内野手不足が目立っており、33歳の鳥谷選手にすれば最後のチャンスとなりそうである。球団唯一の
全イニング出場選手を阪神は全力で引き止めるそうですが、どうなるのでしょうね。
我が
巨人はと言えば、
阿部一塁手構想に伴い、
小林の成長もまだまだというわけでヤクルトの
相川捕手に触手を伸ばしているみたいです。ただ、彼の38歳という年齢を考えれば来年も再来年も
捕手に苦労しそうな予感がします。余談ですが、阿部主将も
グラウンドの内外で話題の多かった一年でした。来季は一塁で心機一転
プレーに打ち込んで欲しいものです。
もう一つ、楽天
大久保新監督に突っ込んでみました。
嶋捕手がFA権を行使せず
残留を決めたことにコメント、
「チームの顔だけにホッとした。これで、ひと安心というか十安心!」えええー「ひと安心」とは
「ひとまず安心」のことであって「一つ安心」じゃあない。知ってて言ったのなら「ナイスぼけ」ですが、どうせなら「10安心ズ」とでも言ってほしかった。
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プロ野球日本シリーズは
ソフトバンクが優勝したみたいですね。まずは、ソフトバンク、
日本一おめでとう!!パフ!パフ!
スポーツニュースで結果を知ったのですが、
幕切れがなんとも後味が悪かったようですね。一点を追う阪神9回表の攻撃は、SB
サファテ投手の乱調で
一死満塁の絶好機。打者
西岡選手のカウントは3ボール1ストライク。サファテ投手の5球目を打った西岡選手の打球は
一塁ゴロ。
3-2-3(3-2-4だったかも)の併殺で試合終了、と思いきや
細川捕手からの送球が打者走者の背中に当たりファウルグラウンドを転々。この間に二塁走者が同点のホームイン。しかし、球審は西岡選手の走塁がファウルラインの内側を走っていたとして守備妨害をとって
アウトの判定。
当然ながら阪神
和田監督が猛抗議。アウトと思いつつ、判定は覆らないことも承知での抗議は辛かったでしょうね。この場面、VTRを見ると西岡選手は明らかにファウルラインの内側を走っていました。微妙な判定になりそうなときは、逆に
スリーフットラインの外側を走るくらいでないと守備妨害を取られます。捕手が一塁に送球しようとしているときに、ファウルラインの内側(フェアグラウンド側)に
片足でもはみ出ていたら、暴投とか背中に当たったとかは関係なく
打者アウトですから。
この打者走者の走塁は少年野球や高校野球でも先ず最初に教える
ルールの一つです。右打者ならば走り出しはファウルラインの内側ですが、後半はスリーフットラインとの間を走らなければなりません。阪神の西岡選手は
左打席からのスタートです。普通に一直線に一塁に向かうならファウルラインの内側に入ることは絶対に有り得ません。
併殺を阻止するために故意に
左側に走路をとったのです。勿論、ラインを
はみ出さない範囲でならクレバーなプレーと言えるでしょう。

クライマックスシリーズ・ファイナルは阪神の4連勝で終わっちゃいました。村長は第二戦の澤村投手がすべてだったと思います。投手に四球⇒先制点、危険球退場では応援する気も失せてしまいました。
あっけないシーズンの終わり方に落ち込んでいるとき、グッドニュースが飛び込んできました。かつて巨人軍の打撃コーチとして、松井秀喜や高橋由伸、阿部慎之助、仁志敏久、清水隆行、イ・スンヨプ内野手等を育てた内田順三氏が広島から戻ってくという。これは朗報だ。二軍の打撃コーチということだが、広島の二軍監督を辞して巨人の二軍打撃コーチに就くということは、彼の巨人打線への強い再生意欲を感じました。
また、数日前にはセドン投手とセペダ外野手と契約しないことも発表された。まあ、あの実績では致し方ないことですね。アンダーソン外野手、メンドーサ投手は残留、ロペス選手は未定だそうです。守備には少し目をつぶっても打ってくれれば、というセペダ選手と守備要員の助っ人ロペス選手は微妙でしょうね。阪神のマートン選手(首位打者)やゴメス選手(打点王)を見るたびに、巨人の助っ人はなあ・・と感じていた村長です。
打線に関しては原監督も「今季の日替わり打線から1/10くらい固定したい」、と述べました。層の厚さが売りだったはずが、今季は高橋選手、亀井選手などがケガで離脱するや選手層はそんなに厚くないぞ、と実感した一年です。来季は内田コーチの手腕に期待して、再び層の厚い打撃陣を復活させて欲しいものです。
ネイマールに軽くあしらわれたアギーレ・ジャパンの試合から、雨で順延になっていたパリーグの北海道日本ハムvsオリックスの試合にチャンネルを変える。勝つか引き分けでファイナル進出のオリックス、下剋上でソフトバンクへの挑戦権を狙う三位日ハム。両者がっぷり四ツの戦いは1-1のまま延長戦に突入する。
と、その前に8回裏オリックスの攻撃で決定的なチャンスがあった。一死三塁という絶好機で打順はクリーンアップにまわる。ここで日ハムは三番糸井、四番T-岡田に足に不安を抱える左腕宮西をぶつける。いつもの制球が見られない宮西にオリックスの打者が面食らったのだろうか、二者連続空振り三振に倒れた。
試合はオリックスが先制するも、今季限りで引退を表明している稲葉選手の代打同点タイムリーで追いつき、最後は延長10回、あの男の一振りで決めた。四番中田翔である。
オリックスのクローザー平野投手の初球150キロのストレートを完璧に捉えた打球は、一直線にバックスクリーンに飛び込んだ。試合後に、宮西投手と抱き合う栗山監督の姿がありましたね。
さて、4時間を超える熱戦の疲れを抱えたまま日ハムは今日からのソフトバンク戦に臨む。勢いがついたまま突っ走ってペナントレース三位からリーグ優勝をもぎとるか。それともオリックスとの大激戦の疲れが出てしまうのか・・・
なーんて、言っている場合じゃない。好調阪神をドームで待ち受ける巨人の心配をしなきゃあ。先発は誰だろう?
0-1で迎えた7回表、巨人の攻撃も既に二死。打席には8番井端が入った。次打者席には代打予定だろうか矢野選手が入っている。初回に一点は失ったものの、約40日ぶりの先発となる菅野投手はよく投げていた。ただ、阪神の岩田投手はその上をいっていたが。
この場面で井端選手の頭には「俺が出塁すれば代打が出される。無得点で終わったら、菅野投手の勝ちはなくなる。なんとか彼の力投に報いたい」という心境だったと思う。ここで出場も多くなく、今季本塁打一本のベテランが大きな仕事をやってのける。
ファウルで粘った末レフトポール際に同点弾を放ったのだ。これには巨人ファンはしびれたことでしょうね。試合後の原監督も「少し目をこすりたくなるような」とかよくわからない表現をしてましたが。
この一発で菅野投手は続投。8回の代走鈴木の足と坂本選手の決勝打で、菅野投手に10勝目が転がり込んだ。
さて、「鈴木の足」と書いたが、チョット疑問も。無死一塁からのバントエンドラン、二番橋本がこれを決めて一死二塁。さらに打者坂本のときヒットエンドランをかける。これも見事に決まって遊撃への内野安打で二走鈴木が一気に勝ち越しのホームイン。鮮やかすぎる攻撃に解説の大野氏も、「終盤にこういうスペシャリストがいて、いい仕事をするのが巨人の強さ」というようなことを言ってましたが、村長の目には、出来過ぎに見えました。
特に、無死一塁からのバントエンドランは、盗塁失敗、バントが小飛球になったときの併殺、といったリスクを考えると普通の犠牲バントで良かったのでは?常識的には、走者がそんなに足の速い選手ではないときの作戦。原監督の傾向を考えると、鈴木を単独盗塁させて橋本は三塁に送る。一死三塁という場面を村長は予想していた。バントエンドランは想定外でした。
これで、いよいよ阪神は追い詰められましたね。セ・リーグのペナントレースは巨人vs広島の一騎打ち、といった様相を呈してきました。でも青森ではTV放送が・・・