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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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「雪投げ場」

 ここ数日の暖気で屋根雪も溶け始め、道路は排雪ダンプがきれいにサラって行ったおかげで路面が見える状態になった。
 先日、市内に住む友人東京の親戚二人を伴って遊びに来たのだが、その東京人が、会話の中に出てきた「雪投げ場」という言葉に反応。「それを見てみたい」と言うので隣の空き地に高く聳える雪の山を見せたところ、「なんだ、雪捨て場じゃん」
 津軽では、「捨てる」ことを「投げる」と言う。「雪投げ」は、雪を捨てること。青森市内のいたるところに「雪投げ場」がある。空き地や海のほかに、公園の一部や駐車場の片隅などが、冬季の間「雪投げ場」となる。
 どうやら東京人二人は、雪玉を投げあう雪合戦場があり、子供や市民が雪合戦を楽しんでいる、と想像したらしい。
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P.シモンって誰?

 この人誰?シリーズの第○○回目。
 まずは、昨日のNHK-FMの番組表で見つけた、「P.シモン」の人名。曲目は、「明日に架ける橋」。括弧で、(P.シモン)、演奏はなんとか交響楽団
 多分、「明日に架ける橋/Bridge over troubled water 」の演奏版だと思うのですが、とすれば「ポール・サイモン/Paul Simon 」作の名曲である。まさか、「サイモン」ローマ字風「シモン」と読んだのでは?
 ちなみに、「P.シモン」なる人物がいるのか確認のため、ググッてみたところ、「子門真人(しもんまさと)の歌真似で、シモンP」なる人がヒットしました()。

 もう一人、昨年見つけた「ハリー・サイムワン」。村長が高校時代から好きだった合唱団、ハリー・シメオネ合唱団のことですが、「サイムワン」という呼び方を目にしたのは初めてでした。
 ハリー・シメオンがアレンジをした「リトル・ドラマー・ボーイ」(共同で作曲にも)は、クリスマス時期には必ず聞かれるスタンダード・ナンバーですね。残念ながらCD,レコードの類は持っていないので彼の家系は知りませんが、「シメオネ」という響から察するにイタリア系かと思われます。
 しかし、ウィキを見るとニュージャージー生まれのアメリカ人とある。だとすれば、英語読み「ハリー・サイムワン」の方が正しいような気も。
 ネット検索合戦では、「シメオネ」6,300件に対し、「サイムワン」は66件と圧倒的に「シメオネ」でしたが。

夏の海水浴場

 連日の片付けで、腕や足腰が痛い村長です。
 先週の日テレ、「秘密のケンミンショー」とやらに友人が出るというので観ていたところ、青森のショーガ味噌味の「おでん」を取り上げていました。たしか、二度目だなあ、と思っていると友人が出てきて「青森のおでんはショ-ガ味噌で味をつける」、するとタケンミン「ええー!」と約束の相槌。
 なんか、前回のVの使いまわしのような気もするが、「青森ケンミンの秘密」そこではないだろう!と思わずテレビに突っ込む。

 村長が青森で夏休みを過ごした小学生時代。市の東には合浦公園(がっぽこうえん)という市民憩いの場があり、ソメイヨシノの観測木野球場海水浴場で有名でした。その海水浴場のまわりには「おでん屋」のテントが並び、長椅子とテーブルには大勢のカッパたちが腰を降ろして「ショーガ味噌おでん」を食べるのである。まさに、夏の風物詩(笑)だ。
 「ショーガ味噌味のおでん」には驚いたようですが、村長が「夏の合浦公園の海水浴場には、おでんの屋台がたくさん出ていた」、と言っても最初は信じてくれませんでした。
 ちなみに、は生粋の信州人村長
津軽と信濃のハーフ

兎は跳ねる?

 今年は兎年だそうで、「今年こそは飛躍の年に・・」といった声を聞く。♪ ウサギ ウサギ 何見て跳ねる ♪ という童謡もある。この「跳ぶ」に関してのエピソードです。
 草野球「とべー」という掛け声がかかる時がある。相手打者が打った小飛球に対して、捕手、一塁手、三塁手などがダイビングして捕球を試みる際のベンチ、他の野手からの励まし?の掛け声だ。「跳ぶ」は「飛ぶ」で、文字通り空中を飛ぶのである。もちろん、内外野でも「飛ぶ」プレーは有り得るが、捕手が一番「飛ぶ」ことが多い。
 また味方が攻撃の時、一、三塁コーチの役目として、走者に掛ける言葉がある。「リーリーリー ゴー」は最も聞かれる言葉だ。ただ、鈍足の走者には「リーリーリー」は無しで、相手のバッテリーミスが生じた際に、いきなり「ゴー」が発せられることもある。この「ゴー」は、「走れ!」という意味なのだが、村長の育った南信州では、走ることを「疾ぶ(とぶ)」と言う。このため、青森に来た当初、チームメイトから「ん?」と変な目で見られたことがある。
 相手バッテリーがミス(暴投や逸球)した時、走者に対して思わず「とべ!」。攻撃の時にはまず聞くことが出来ない言葉なだけに、皆ビックリしたのでしょう。特に掛け声を掛けられた走者は直後に「次の塁に飛んで行け、という意味かと思った」
 ちなみに、津軽では「走る」ことを「はっける」といい、はっけて転ぶことを「おっける」と言う。

「SMOKE HOUSE」って

 数年来気になっていることがある。次女の大学合格祝いの時だから、もう、ん年前(はっきり書くと次女が怒る)のことだ。
 弟の嫁さんが英語塾の講師をしていたことから、次女は何度か英語で面倒をみてもらっていた。その弟夫婦が次女と村長を信州に招待してくれたのである。
 東京で次女の入学面接があったついでに二人で岡谷に向う。岡谷駅で待っていた弟夫婦と合流し、車で出発したのが午後5時、時間に余裕があるとかで諏訪から霧が峰ルートで「三井の森」へ。3月はじめの八ヶ岳山麓、両側にはが残る道路を四輪駆動車はひた走る。辺りは漆黒の闇ということも相まって、どの辺を走っているのか全く分からない。
 2時間半ほどで、そのレストランに着いた。4人ともお腹が空いていたので、とりあえずコース料理とワインで乾杯となった。問題は、食事を終えて外に出てから改めて和風建築の洋風料理店を眺めていた時のこと。
 建物の右に幅2.5尺、高さ4尺ほどの木製の扉があり、上枠に「SMOKE HOUSE」と書いてある。村長が冗談で、「最近は、タバコ飲みも肩身が狭くなりましたね」
 他の三人も苦笑はしたものの、反応はイマイチだった。スモークは燻製のことで、おそらくあの木製の扉の中は、自家製の燻製貯蔵庫だったのではないだろうか?それを、「喫煙小屋」とボケた、いいジョ-クだったのになあ。
 今日、辞書で「SOMKE HOUSE」を引いてみる。「燻製小屋」みたいな訳を想像していたのだが、無い。勿論、「喫煙小屋」も無い。となると、「SMOKE HOUSE」は、造語?
 smoke は、動詞「燻製にする」とか「いぶす」という意味があり、名詞では、「煙」、「喫煙」となる。とすると、「燻製貯蔵庫」としての「SMOKE  HOUSE」はナシ(家をいぶすという意味になる)で、「喫煙小屋」として「SMOKE HOUSE」はアリということになる。
 なんか、数年来の胸のつかえは、まだ降りていないような・・・

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