十数年前、ある仕事で三洋電機の家電製品の電子部品製作に関わっていた時期がある。高校時代の友人に誘われて一年共同経営に携わったのだ。当時、彼はメーカーをイニシャルで呼んでいた。「H」は日立製作所、「N」はNEC、「T」は東芝、そして「S」は三洋だった。←他は仕事上のかかわりはなかったので。
その三洋が事実上消滅した。最後の関連会社もパナに吸収されたことによるからだ。元々パナとは兄弟会社だから当然とも言えるし、時代の流れといえばそれまでだが、村長は洗濯機といえば三洋、というイメージがある(一番関わりがあったので)。友人(社長)はタイや香港、ハワイなど海外にも出張し、結構伸びていたと思うが「白モノ」は競争が激しく、同時進行で力を入れていた携帯電話市場でも後発は入り込めず。結局一年余りで辞めてしまった。
三洋もそのころがピークだったのでしょう。ラグビー日本一やプロ野球オールスターの冠(サンヨー・オールスターゲーム)を覚えている人は多いと思います。その後、7,8年は消滅の道をマッシグラ。他人事とはいえ、上り詰めるのは時間が掛かるが消えるのは早いですね。時代を感じるニュースでした。
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