♪ 雪よ 岩よ 我らが宿り ~ ♪
学生時代誰もが一度は歌ったことがある(と思う)ダーク・ダックスの
「雪山讃歌」です。
先日BS3でこの歌の元歌となった
「My Darling Clementine いとしのクレメンタイン」が流れていた。米西部劇史上最高の傑作と言われる
「My Darling Clementine 荒野の決闘」だ。
白黒の、画質も悪い、音も悪い?およそ70年前の映画だが、何度みてもいいものはいい。村長の独断と偏見で言わせてもらえば、
原題と邦題の格差ナンバー1のタイトルです(笑)。でも、もともと「いとしのクレメンタイン」も「荒野の決闘」とは関係のない歌ですから。
「いとしのクレメンタイン」の歌詞は、明るい三拍子のリズムとは逆に、川に溺れて亡くなった娘クレメンタインを想う男の歌です。アヒルの世話をしていたクレメンタインが誤って川に落ち流されてしまう(duckling = 子ガモ)。男はカナヅチだったためにクレメンタインを助けられなかった。
と、ここまでは悲しい恋の物語、かと思いきや最後の歌詞は
Oh my darling Oh my darling Oh my darling Clementine.
Then I kissed her little sister and forgot my Clementine.
ええー! 何という移り気な男。こんな結末だったとは・・・
この現実を踏まえて
映画のラストシーンを見ると、また違った感情がわいてきますね。馬上のワイアット・アープ保安官が街はずれで、街の教師になる決心をしたクレメンタインに別れを告げる。町に戻ってきて
彼女と結婚するんだろうな、と予感させるシーンだ。いやいや、アープはクレメンタインのことなど忘れて
彼女の妹と・・・なーんて、考え過ぎかも。
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