「あなただけの、きみ」??
青森の人なら半数はわかり、津軽の人なら100%わかる言葉です。
深緑の津軽路を西へ、西へと進む。どこまでも続く
りんご園が途切れ、
霊峰岩木が目の前に現れると、目に入ってくるのは
トウモロコシ畑。雨模様ではあったが、
友人の訪問を受け、妻がネットを見つけた「
アレをゲットしよう」と言うので、今年は岩木山の麓へドライブとなった次第である。
津軽では、トウモロコシは「
きみ」、岩木山麓の名産トウモロコシが獲れる地区が「
嶽(だけ)」。つまり、「あなただけの、きみ」とは、「あなただけの、嶽きみ(嶽トウモロコシ)」。
ずらりと並ぶ、
きみの販売所の一つに車を停めて品定め・・は妻に任せて。しばらくすると、大きな袋を持って出てくる。あちこちに配るのだとか。と、もう一方の手にはなにやら
試食のきみが。言われてみればたしかに甘くて身がしっかりしていて歯ごたえが絶妙。なーんて店頭に貼ってある
キャッチコピーの受け売りでした。
なんでもお盆過ぎの
寒暖差10℃以上の気候により、プリプリとした食感と
糖度18度以上の甘さを引き出すのだとか。皆さん、津軽名産はリンゴだけではありませんよ。「嶽きみ」もよろしく。と、店員さんも申しておりました。きっと友人の車(県外ナンバー)を見て言ったのでしょうが、こちとら「
津軽っ子」でぇい!
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