昨夜の
松本球場は降りしきる雨にも関わらず、熱気溢れる好試合でした。勿論ジャイアンツファンにとってですが・・・
7回表中継ぎの
西村投手が打たれ8-5と逆転された時には、もう駄目だ、と第一回目の「あきらめムード」。9回裏長野のタイムリーで8-6となるも、すでに二死。「持ってそうな男」
宇佐美選手も低めの変化球に全く合ってないし、とあきらめムード。しかし、彼は「持っていた」。解説者も「まるで
ゴルフ打法」と舌を巻く打法で見事に右翼席に叩き込んだ。8-8の同点で延長戦に。
上位打線がチャンスを生かせなかった10回裏をみて、引き分けかな?と三回目のあきらめムードに。しかし、珍しく安定している
カミネロ投手の力投が報われた。11回裏6番
長野、7番
亀井でつかんだ好機。さらにバッテリーエラーが出て、
無死二三塁打者は宇佐美。真打登場!
ここで「持っている男」がサヨナラ打を決めてお立ち台に。と誰もが思ったことでしょう。「持ってる男」に、この上ないお膳立てを作ってくれたのですから。だが、この男、やはり「
持っているかもしれない男」だった。
三振で一死に。打席には途中出場の
9番寺内。セーフティスクイズもあるかな?という場面で彼は
粘った。150キロを超える真っすぐに食らいつく。外角のスライダーにも惑わされない。上位(マギー以外の)にも見習ってほしい粘りが奇跡を生む。守備の男、バント要員の男が
今季第一号となる本塁打は貴重な
場外さよなら3ランとなった。ヒーローインタビューでの
寺内選手の言葉は、味わいのある、実感のこもった言葉でしたね。「プロ野球生活の中で
一番芯を食ったホームランでした。」
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