土曜日に遊びにきた
孫から音楽に関する問題を出された。最近のテレビ番組で出題されたウンチク学だとか。
「お店や催し物の終わりに流される曲はなーんだ?」
ははは、それを村長に尋ねるか!
秒殺で「ユージン・コスマンこと
古関裕司而さん編曲の別れのワルツだろ」
孫「えー!なんで知ってるのー」と、悔しがることしきり。
その原曲はスコットランド民謡(作詞者、作曲者がいるのに民謡?は置いといて)のオールド・ロング・ザインで、そのメロディーは世界各国で使われている。「久しき昔」、「蛍の光」など。
「別れのワルツ」はアメリカ映画「哀愁」の中でワルツを踊るシーンで流され、古関氏が音源から編曲し、ユージン・コスマン楽団名で録音したもの。
ウィキを読んで驚いたことに、韓国の愛国歌はこのメロディーを使っていたとのこと。
ちなみに音楽ユニット
「喜多三」を主宰している
古関正裕氏は古関裕而氏の長男。その
デモビデオがこれ。「六甲おろし」をSTOP!して「闘魂こめて」に切り替わる演出は面白い。正裕氏が阪神の帽子から巨人の帽子に被り変えるのも。そういえば、
早稲田、慶応両校の応援歌も古関裕而氏の曲ですね。本人はスポーツにはあまり関心がなかったそうですが。
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村長がハマった「フォーク・ソング」は、正確には「アメリカン・モダン・フォーク・ソング」だと思う。これは、アメリカのロックと中米のカリプソが合体して生まれた。「ロカリプソ」とか「カリプソ・ロック」などと呼ばれた。(故に、フォークロックなるジャンル分けは、非常におかしなものと言える。by村長)
今日、いつものようにYOU-TUBEサーフィンをしていて、トンデモな曲にぶち当たってしまった。まずは、これをお聞きください。
Ennio Moricone & Peter Tevis で
「Pastures Of Plenty」
原曲を知らない人は、「ははあ、マカロニ・ウェスタンの主題歌だな」と確信をもって言うでしょう。イントロから伴奏、途中から入る男性コーラスの「We Can WIn!We Can Win!」、間奏のエレキギター、すべてが
「荒野の用心棒」のテーマ曲に瓜二つ。それもそのはず、演奏がエンニオ・モリコーネ氏なのだから似て当然。というか、似せた編曲にしているのだ。
もちろん村長は原曲の「Pastures of Plenty /みのりの牧場」からたどり着いたのだが、聞き終えて村長は思わずニヤっと笑ってしまいました。実に面白い編曲です。古いイギリスの民謡にウディ・ガスリーが詩を変えたのが北米で広まったそうですが、歌詞でリフレインされる
♪ We come with the Dust and we go with the Wind ♪
は、過酷な移民労働者の生活を表しています。Dust は砂嵐のこと。熱い砂漠を横切り、寒い山を越え西部を目指す移民の苦悩が歌われています。
実は、昔ラジオで聞いた
バール・アイブスのモノを探していたのですが、残念ながらネット上では発見できなかったので、B.アイブスの大ヒット曲
「A Littily Bitty Tear」をお聞きください。「エデンの東」の保安官役、「大いなる西部」でアカデミー助演男優賞に輝いた故B.アイブス氏を思い出した方も多いでしょう。
丁度一週間前のBS-TBSで、日本名曲アルバムという番組を見た。その回はテレビ番組主題歌集ということで、「月光仮面はだれでしょう」、「みなしごハッチ」、「科学忍者隊ガッチャマン」、や「君の名は」などを混声合唱団「Chor Stella」が披露しておりました。
街頭テレビの時代から各家庭にテレビ受像機が普及した時代、ブラウン管から流れてくるCMソングで家路につく中学時代でした。日曜の夜7時、「タケダ、タケダ、タケダー」という武田薬品のメロディーが聞こえると「あっ!月光仮面が始まる」と、家にダッシュ。
当時流行った「あったりまえだのクラッカー」とか「おいしいとメガネが落ちるんです(ダイハツのCMだったかな?)」などのCMも頭の片隅に残っています。また、強烈なインパクトがあったのは「ララミー牧場」でしょうね。チンパンジーが宣伝する「バヤリース・オレンジ」と「さいなら、さいなら」でおなじみの淀川長治さんの笑顔が印象的でした。
以上、中学時代は「一日一時間だけ」とテレビ観賞を制限されていた村長のテレビCMの思い出でした。←実際には、家族で見ていた番組は除かれるので、一日2~3時間は観ていたと思います。