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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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「石の海」を観た

 地方の小劇団とはいえ「劇」を観るのは初めて。いや半世紀ほど前、観たといえば観たのだが。その話は、いずれまた。
 ブルース・ブルー・ブラザーズという劇団の第5回旗揚げ公演として「石の海」が取り上げられた。舞台が南部の小漁村なので、全篇南部弁。津軽弁も不慣れな身としましては、両サイドにある大型スクリーンに出る字幕を見ながらの観劇である。
 ストーリーは、貧しかった小漁村が、浜に漂着した南の人から得たある漁法により、豊かな村に生まれ変わる。村長はその漁法を村独自の「秘密の漁法」にし、厳格な掟と共に近隣の村と交流を絶ち、一人勝ちを謳歌していた。
 「掟」に疑問を持ちながらもそれに縛られ、人間的な生活を取り戻そうと努力する村長の娘姉妹。その妹の婿取り騒動を中心に話は進む。そんなある日、浜に見知らぬよそ者が流れ着く。実はこの若者は隣村から漁の秘密を探りに来たスパイであった。以下略・・・
 自然の恵みを、非人間的な行為により独占し、自分たちだけ裕福な暮らしをし続ける漁村に「天の怒り」が降りかかる。大津波だ。この津波により村は全滅し、後に残ったのは家々の土台石のみ。「石の海」と化したのである。

 芝居とは無縁の人生でしたが、妻に引っ張られる形で土曜の夜青森市民ホールに出かけることとなった。実は、以前アルバイトで雇っていた女の子が、この劇団に入っており、今回の舞台にも出ていた。村人の一人として立派に役を演じており、もよく出ていた。最後に妻から花束を受け取った彼女の笑顔には、やり遂げた満足感が漂っていた。

 追記慶長の大津波をモチーフにしたそうで、岩手県の小舟渡辺りの話だそうです。
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