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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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青森山田、悲願の高校日本一!

 5-0の結果には驚きましたが、開始から前半中盤までは前橋育英押されっぱなしだった。高校日本一を決める正月の恒例行事、サッカー全国高校選手権決勝に青森が沸いた。22年間青森山田を率いてきた黒田剛監督、選手宣誓をした住永主将、得点王のFW鳴海選手、そして人気もNo.1の守護神廣末選手などスター軍団は、優勝旗の最北更新(それまでは秋田)を手にした。
 年末から新年にかけて、普段はハイライトシーンのチェック程度しか見ないサッカーをたっぷり堪能した。Jリーグでは、クラブ世界一のレアルマドリードから2ゴールを奪った柴崎岳選手のいる鹿島アントラーズを、そして高校サッカーではその後輩たちの試合を応援した。
 決勝まで4試合で15得点という攻撃の青森山田と5試合すべて完封してきた群馬の前橋育英の守りとの戦いは午後2時にホイッスルが吹かれる。山田の横一列作戦を読んでいた前橋の選手が、まるでアメフトのブリッツのようなダッシュでGKへのバックパスにチャージ。GK廣末選手のキックを体を張ってブロック。ボールは山田ゴールに向かって飛んでいく。ボールはゴール右にそれたため失点にはならずに済んだが、山田ベンチはヒヤリとしたシーンでした。
 二度、三度と絶体絶命のピンチを、DF小山内選手の好カバー、GK廣末選手の好セーブなどで凌ぐと23分山田に先制点が生まれる。右サイドを駆け上がったFW鳴海選手のセンタリングにFW高橋選手がワントラップしてシュート。ボールは相手DFの足に当たってコースが変わり前橋ゴールに飛び込んだ。1-0.その後も前橋ペースで試合は進んでアディショナルタイムに入る。なんとか前半リードで終わればいいが、などと思っていた。しかし、パスワークでゴール前に攻め込んだ山田の嵯峨選手が右サイドから放ったシュートがキーパーの手をかすめるようにゴール左隅に。なんと2-0での折り返しとなった。
 後半は得点王に輝いた鳴海選手の技が炸裂する。57分、59分と立て続けに得点して勝利を確実にする。とどめは途中交代で入った佐々木選手がミドルを決めて見事初優勝高円杯に続き二冠を手にした。鹿島の日本一といい、こいつは春から縁起がいいやー!!
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