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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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野球川柳「自打球で 目覚めて決勝 タイムリー」

 久々の晴天の日曜日。8時からの草野球の前に参院選の投票を済ませて球場へ。眠い目をこすりながら、第一打席では詰まった打球がコロコロと一二塁間を抜けていった。打点1だ。
 二打席目は一死一塁の場面で、芯で捉えるも一塁手の好捕にあいダブルプレー。走者は出すものの打線が繋がらない。そうこうしているうちに1-1の同点に追いつかれる。
 5回表は2番からの好打順。(村長の)7番まで回ってくるかな?と思いつつベンチの椅子に腰かけてついウトウトしていた。周りの歓声に気づいてグラウンドに目をやると、なんとヒットと四球で無死満塁になっているではないか。
 ところが、敵もさるもの引っ掻くもの。5番打者を三振に下すと、今日当たっている6番も捕邪飛に切って取る。味方ベンチからも溜息がもれる。村長は眠い目をこすりながらゆっくりと打席に向かう。
 ここまでは直球で内角低めを攻めてきている。またそこに来るだろうと、直球に的を絞っていた。初球は外角の低目にストライク。二球目も同じコースにカーブでボール。三球目は外角高めをファウル。四球目は内角ワンバウンドのボール。そして五球目。狙っていた内角低めの直球、まさにその球だ!と打ちにいく。ところが途中で球が曲がった。しまった。カーブだ。それでも当てるのは上手な村長はなんとかバットに当ててファウルに・・・
 しかし、なんと自打球が左の目を直撃。村長の特技?ではないが、自打球が少ないことで知られている(誰に?)。顔面に自打球が当たったことなど長い草野球人生でも一度もない。
 左目からはが溢れてきたが、ここは強がって痛いのを抑えて、帽子を拾い打席に入る。やや涙目ながら次の球を思い切り叩く。直球なのかカーブなのかは覚えていないが真ん中高めの絶好球だった。
 あの顔面への自打球で目が覚めた、走者一掃のタイムリー二塁打(ワンバウンドでフェンスに当たった)だ。7回にも外角の球を三遊間に安打し、この日は4-3、4打点の活躍。まだ若いもんには負けないぞ!
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