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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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号泣する松井、来年がある!

 試合後の応援席への「お礼」を終え、ベンチに引き揚げる桐光学院松井投手は溢れる涙を堪えることができなかった。インタビュールームに向かう間、インタビューを受けている間もそれは続いた。
 もっと見たい投手だった。あと二試合を投げていたら、おそらく斉藤祐樹投手や不滅の記録と言われた板東英二投手の奪三振記録83を超えていたと想像する(6試合での)。あの怪物江川投手の4試合で60個を軽く超え、4試合で68個、一試合での記録21個を半世紀ぶりに塗り替えた22奪三振(対今治西)は見事だった。
 今日の青森光星学院戦でも、毎回の15個の三振を奪った。青森が4強に進出したのは嬉しいが、松井投手が姿を消すのは大変残念でもある。

 試合は、前の神村学園戦で初球をレフトポール際に本塁打した光星一番打者の天久(あめく)選手が、今日も4球目を同じような軌跡でレフトポールに運ぶ。もう少しでフェンスオーバーだったが、いきなりのチャンスに「今日もいけるぞ!」と感じたのは村長だけではないでしょう。
 しかし、二年生の松井投手は慌てることなく、光星の誇る強打線の2、3、4番を連続三振で退ける。以降7回終了まで、光星学院金沢桐光学院松井の行き詰る投手戦が続く。均衡を破ったのは、やはり光星の主軸、3番田村4番北條だった。結果は3-0だが、内容的には五分五分の好試合といえよう。
 これでベスト4東北初の優勝旗に期待が高まっている青森です。
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