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雑草の詩

草野球とアメリカン・フォークが好きな「村長」です

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「入れー!!」

 「7月28日-その②」は少々重い話なので、ワンクッションを。今朝は眠い目をこすりながら、ロンドン五輪の男子サッカー日本vsモロッコをTV観戦。先日のスペイン戦は見逃したので、--というより、まさか勝つとは思っていなかった-- 今回は応援することに。
 試合は前半を終え0-0の展開。ラマダン中で断食の影響があるというモロッコにやや押され気味だった。後半も一進一退が続く中、清武大津の惜しいシュートもあったが残り時間は7分を切った頃相手の一瞬の隙をつくビッグプレーが飛び出した。
 そのプレーの始まりは、モロッコGKのゴールキックからだった。大きく蹴ったボールは日本DFの最後尾まで飛んでいく。モロッコDFはラインをかなり上げて守る。なんとか一点を取ろうとGKとDFの距離が広がった。日本DFがヘッドでフィードしたボールはMF清武の足元にピタリと入る。
 清武は一瞬のうちに、FW永井の位置を確認していたのだろう。永井とは逆の方向にドリブルすると左後方の永井を見ることなくDFの裏へフワリとパス。
 ライバルはウサイン・ボルトという野人二世は相手DFを軽く振り切る。GKは「ヤバイ」と感じたのかエリアを出てボールに向かう。永井には勝てる、と思っての飛び出しだ。しかし、永井の右足はGKより一瞬早かった。アウトに引っ掛けたボールは大きくバウンドする。実況アナの声、「入れー!!」「入った!!」
 アディショナルタイムに危ない場面もあったが、GK権田、DF吉田が身を挺してシュートを阻止。これで、勝ち点6失点0決勝T出場決定。さらに、最強と言われたスペインはホンジュラスにも0-1で負け、予選敗退が決定。
 「グラスゴーの奇跡」などと屈辱的な賛辞を受けた五輪男子サッカーだが、フロックでないことを証明した。なでしこと共にアベック金も夢ではなくなってきた。だが、実況アナの「入れー」NGだろう? まあ、たかが五輪ではありますが・・・
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