先日食事のために入ったラーメン店でのこと。どこかから懐かしいメロディーが聞こえてきた。 ♪ together together together ・・・ ♪
1960年代に流行ったあの曲、「星影のビギン 自由の讃歌」だ。村長はこの邦題よりも原題「 Let us begin the Biguine 」の方で覚えている。 63年の11月23日金曜日、テキサス州ダラスで凶弾に倒れた米大統領J・F・ケネディの追悼盤として発売されたレコードである。どうやら店に設置のテレビ受像機から流れてきたTVCMの中で使われているらしい。
このレコードが出された当時は、没後一年ということもあり、不謹慎ではないか?という意見も多く聞かれた。ケネディ大統領の就任演説の内容の一部をビギンのリズムに乗せて、ミッチミラー合唱団よろしく「 Sing Along with JFK 」というコンセプトで混声合唱団に歌わせるというのも批判されました。JFKの肉声で「 together 」、するとコーラスが「 together together together 」と続ける。
しかし、JFK人気と衝撃的な最期は曲の悲しい旋律とマッチし、大ヒットとなりました。彼の演説の中の言葉、「 together 」は、 Together let us explore the stars, conquer the deserts, eradicate disease, tap the ocean depths, and encourage the arts and commerce. から引用されております。また、「 Le--t Us Be--gin--- 」という最後のコーラス部分は、JFK演説の終段にある言葉、「 But Let Us Begin. 」です。